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凡庸な善で

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昨日の「やさしい社会科」は私にとって大切な日になった。
まず『原発ゼロは可能か?』という質問に、いろんな視点からの考えが飛び交った。「可能に決まってる」「そう信じてこの先のことを考えなきゃ」と思いを共有しながら、ではなぜ原発をゼロにしなくちゃいけないのかということをあらためて考えてみた。

地球温暖化のこと、ウラン採掘の話し、火力や水力など他のエネルギー発電のこと、そもそもどうして日本が原子力に頼らざるを得なくなったのか、ドイツはどうして脱原発を掲げられるようになったのか、私たちは今何をすべきなのか,,,など元九電で働いていた方が、この日のために新たに知識を持っていろんな質問に答えてくれ、来てくれていた方々の話しも聞きながら、多様な意見に触れることができた。

心に残っている話しの一つに、ウラン採掘の話しがある。私たちは主に、オーストラリアとカナダ産のウランを輸入しているそうですが、ウラン採掘には大量の水を使うため、その地域が水不足になり(食料不足にもつながり)、さらに厖大な放射性廃棄物が生じ、取り返しのつかない汚染がもたらされる危険もあると聞いた。恥ずかしながらそんなこと、想像したこともない。メディアではそんな大切なこと、取り上げてくれたことあるのか?ということも指摘されたが、できればいつか現地に行き、自らの目で見て、事の重大さを実感しなければならないと強く思った。

そして脱原発を掲げたドイツではエネルギーを自分たちで作っている人たちもいると聞く。近所のおじちゃんが、「まだ電気買ってるの?」なんて言えるドイツ人。

原発ゼロを唱えるのに一番効果的なのは、皆が自分のエネルギーくらい自分で作れるようになること。(昨日はそういう結論に)ごはんを作るように、エネルギーを作る。そしてそれが以外に簡単なことなんだよ、ということも教えてもらった。

さて、やることは見えてきた。何から始めるかな。

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