えっさほいさと土を耕し、明日の空をお天道様にお願いしながら種を蒔く。雨が降ると、彼らは「待ってました!」とばかりに栄養をたくさん吸い込んであっちからもこっちからもムクムクと、根っこを伸ばしてゆく。なんとまぁ、たくましい姿。
『人の中にある不思議な力も、種みたいだ』って誰かが言っていた。私もそんなふうに思うことがある。そんなふうであったらいいな、と思う。自分の中にある力=種をあるがままにのびのびと育てたい。
子どもたちと原っぱを駆け廻っていると、心地よさそうにふわふわと。風に乗ってたくさんの綿毛が飛んでいった。高く、遠く、どこまでも。
「福岡には素敵な風が吹いている」そんな気がして、今回、福岡へやってきました。作品から広がるおはなしの物語世界を覗きに来てください。子どもからお父さんお母さん、大人の方まで一緒になって愉しんでいただけたら幸いです。
◆つつみひかる プロフィール
1992年、佐賀県生まれ。2011年京都造形芸術大学に入学。卒業作品展『ポコポコアワー』で学長賞を受賞。2015年大学を卒業後、保育士として4年務めた後、本格的に作家活動に入る。今回が初の個展。
◆会期
日程:2019年8月10日(土)―8月18日(日)
時間:11:30〜18:00(土日祝は19:00まで) 水・木曜日店休
※最終日は18:00まで
場所:ALBUS 2階ギャラリー
◇オープニングトークイベント
つつみひかると目黒実の対談
「描く歓びと物語の愉しさ」のおはなし
日時:8月10日(土)19:00〜(2時間ほど)
場所:ALBUS 2階ギャラリー
全国各地で「絵本カーニバル」や「物語スコーレ」を開催されている目黒実さんとのトーク。内なる子ども、絵本とファンタジー、また創作の秘密やエピソードについて語り合います。
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/n86K1tdQp28jVBVn8
目黒実/めぐろみのる プロフィール
1980年、東京でブロンズ新社を設立。五味太郎の『らくがき絵本』、酒井駒子の『ビロードのうさぎ』、『くまのがっこう』、『リサとガスパール』などを出版。九州大学と京都造形芸術大学で教授を歴任するとともに、全国で子どもの第三の居場所としてのチルドレンズミュージアムの設立、全国で絵本カーニバルを開催。2015年、福岡市に出版社アリエスブックスを設立し、初の書き下ろし絵本、荒井良二との共著『鳥たりは空を飛ぶ』、福田利之との『祈る子どもたち』を刊行。tupera tuperaの『モノモノノケ』、角野栄子『いろはにほほほ』をプロデュースしている。
◇ワークショップ
制作過程ででてきたカラフルな紙や段ボールを使ってお面を作ろう!
日時:8月11日(日) 14:00〜/8月12日(月)14:00〜(1時間ほど)
小学生以下1000円大人1500円(各回10名)申し込みはこちらまで
※ハサミを使いますので小さな子どもが参加する場合は保護者の方がお付添ください
※最初にお知らせをしてましたモビール作成よりパワーアップした内容のお面作りワークショップを開催します
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/mbHCLf5pnyRyyjMM9