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写真家って何だろう。清水恒治さんのアトリエから学ぶ

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アルバスにも良く来てくださる清水さん。清水さんとの出会いは一年前。
息子さんに、「父が作ったアルバム」と、子どもの頃の思い出を聞かせてもらいながら素敵なアルバムを見せてもらったことをきっかけに、父である清水恒治さんにお会いするのが待ち遠しかったあの日。その頃は思いも寄らなかったのですが、なんとお家にお伺いさせていただきました。
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写真の本がいっぱい。私が写真を始めるうんと前からの本がずらり。本棚を見ているだけでもとても勉強になります。
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コンタクトシート(またはベタ焼き)。自分で焼くんですよね、これ。結構大変な作業です。でも少し前まではこれが主流だったんですね。私も学生の頃を思い出しました。いい時代に写真を学んだ気がします。
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写真家の清水さんです。御歳77歳。現役。
とても尊敬している写真家の一人。福岡の繁華街、若者が集う大名の街で、今も作品撮りをされています。カメラを片手に外国人の若い人ともお友だちになってしまう、ユニークでセンスのある方。
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これは撮影ノート。今はデジタルカメラが記録してくれていることが多いけど、昔はノートに書いていたんですね。一つ一つ丁寧に。どんなふうに撮影して、そのときどんなことを感じたか。さらに撮影する前にも、どんなふうに撮影しようかとスケッチ画を描かれていたそう。びっくりしました。
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カレンダーは清水さんの作品
そうやって撮影された写真を、老舗ギャラリーにストックして、企業やお客様が買われるそうです。これはパイオニアというメーカーがカレンダーに収めた一枚。横に長いのは、パノラマではありません。6×17(ロクイチナナ)というサイズなんです。今ではこのサイズで写真を撮る人がいるかどうか。貴重な写真です。
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これがそのカメラ。今でも使える、と話してました。
久しぶりに顔を出したカメラが、「撮影に行きたい」とこっちを見ているように思います。世界中を飛び回ったカメラ。ここで出会っているのが不思議です。
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アトリエでいろんなものを見せてもらいながら、ふと興味をそそられた写真。カメラ自身も満足気に写っていますよね。こんなふうにカメラが似合う写真家になりたいと思いました。
写真家って、写真家という場があって、カメラも写真も人も喜んでそこに集まってくる場のことを言うのかなぁ。清水さんのアトリエはそんな居場所でした。

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