写真家としてだけではなく、教える側でもあり、MIO写真奨励賞などの写真家輩出にも携わり、さらに海外の展覧会でも芸術監督を勤めておられる吉川直哉氏。どの仕事にも共通する点は「写真」に関わり続けておられるということ。その吉川さんから見えている「写真」とは何なのか。そして活動をし続けていて見えて来たことは。ALBUS店主の酒井が10代の頃からお付き合いがあり、尊敬していた吉川直哉さんを迎え、これまでとこれからをお伺いしながら『写真』とは何かということを探っていきたいと思います。写真に関わっていたい人、撮ること見ること作ることの意味を問いたい人、写真の可能性を想像して見たい人、写真家になりたい人など、ぜひ聞いていてもらいたいです。参加者自身が持って来た写真を見てもらうこと(レビュー/写真講評会のこと)も可能です。(写真は2L以上に引き伸ばして10枚以上の組写真でご持参ください。その他は問いません。人数制限あり。)
写真家 吉川直哉にきく「『写真』から見えてきたこと」
日時:3/10(金)19:00〜
参加費:1000円(要予約)
予約方法は、お電話(092-791-9335)かメール(info@albus.in)でALBUSまで
・お名前
・電話番号
・レビュー(写真講評会)参加のあり、なし
・パーティー参加のあり、なし
を教えてください。
<当日タイムスケジュール>
18:30~開場
19:00~トーク開始
20:00~レビュー開始(希望者のみ)
20:30~22:30パーティー(参加費 追加 500円)
吉川直哉(よしかわ・なおや)
写真家。1961 年生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業、同大学院修了。ポーランド国際写真会議招聘、文化庁派遣芸術家在外研修(NY、サウスハンプトン大学美術客員研究員)。ハナン国際写真祭(韓国)招待。チビテラ・ラニエリ・センター(イタリア)アーティスト・イン・レジデンス。第4回大理国際写真祭(中国)、第1回カサブランカ・ビエンナーレ(モロッコ)。秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス 2015(山口)など。1992 年から奈良で写真祭「ならフォトワークショップ」を企画立案するほか、15年にわたって、大阪で「ミオ写真奨励賞」と「MIO PHOTO OSAKA」のディレクターを務める。昨年、韓国の「テグ・フォト・ビエンナーレ 2016」で日本人初の芸術監督。国内外で展覧会、芸術祭、ワークショップ、レクチャーなど多数。
参考作品
作品『ファミリーアルバム』について
このシリーズは、ちょうど11年前に母が亡くなったとき、母は子どものことを、父よりも事細かに知っているものですが、その母が急に亡くなり、自分自身の幼い頃のことがわからなくなりました。その手がかりの一つとして、それまで気になりだしたのが「アルバム」の存在です。そして、東日本大震災と津波が起きた後、多くボランティアが「アルバム」をレスキューしていて、「アルバム」の大切さを改めて感じました。レスキューを支援する企業に問い合わせたところ、フィルムと印画紙は、バクテリアに食われていても修復の可能性があるが、デジタルは助かるかダメかの選択しかないということでした。また、多くのお母さんは、子どもの写真をスマホに残している程度というのが多く、そのようなことから想像したことも、この作品を作るきっかけになっています。
写真家 吉川直哉にきく「『写真』から見えてきたこと」
2017.03.10
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