中田です。
好きなサスペンスは湯けむり系より寝台列車系です。
現在アルバスで開講中の写真スクールは、F_dデザイン塾の石川博己さんを講師にお迎えしています。
F_dで企画されている大人気の「レトログラフィ」というツアーがあるのですが、今回スクールの講義のひとつである撮影会とレトログラフィをドッキングした結果、なんとも豪華な撮影ツアーができあがりました。
12/1(日)
『別府レトログラフィ』
今回の舞台である別府、私にとっては少し淋しい思い出のあるまちです。
私が地元の高知から福岡に越してくる時、愛媛の八幡浜から別府行きのフェリーに乗ってきました。
あの日は、これからの新生活に対する期待よりも不安の方が大きく、大好きな地元を半永久的に離れることが何よりも悲しかったのでした。
どんより曇り空と黒い海の中から、煙った別府のまちのシルエットが滲んできて、フェリーを降りた後、つんとした硫黄の臭いを感じながら、カーナビのない高知ナンバーの軽で、道路標識だけを頼りに、霧の別府から夕暮れの福岡まで涙を拭いながら走ったことが、昨日のように思い出されます。
そんな淋しい思い出は、今回の楽しい思い出で塗り替えようと思います。
海地獄が楽しみです。
昔のネーミングセンスはぶっとんでていいですね。
ちなみに。
石川さんにとっての別府はこんな思い出なんだなあ。
みなさんの「別府」もぜひ聞かせてください。
レトロなまちはフィルムが似合う気がするので、私はフィルムカメラも持って行きます。
バスの中でフィルムや使い切りカメラの販売もしますよ。
(レクチャーはマニュアル撮影ができる一眼レフで行いますので、使い切りカメラはフィルムで遊ぶ目的で、ということで。)
まちの歴史を知ればそのまちがもっと身近に見えてきます。
写真のしくみを知ればその写真がもっと心を伝えてくれます。
みなさんのご参加、ぜひお待ちしています!