こども市民てつがく会議は、こどもたちと一緒にさまざまなテーマについて、てつがくする活動です。今回はカントの永遠平和のためにの一説を手がかりに、高専教員の小川泰治さんと一緒に探求します。
【子ども・若者のための哲学対話】
日時:1月26日(日)10:00-11:00
場所:ALBUS 2階
テーマ:世界平和
参加資格:小学生~18歳(+保護者・参加したい方)
参加料:無料
予約フォーム(当日の飛び入りもOK!)
https://p4cpolitics.peatix.com//view
主催・指導:こども市民てつがく会議・(独)国立青少年教育振興機構「こどもゆめ基金助成活動」
【講師のご紹介】
小川泰治(おがわ・たいじ)
宇部工業高等専門学校一般科准教授。大学では哲学や倫理学を中心に勉強してきました。現在は哲学対話の実践や研究を続けながら、高専では社会科の先生として「公共」や「倫理」の授業をしています。毎日小学生新聞の「てつがくカフェ」コーナーの執筆メンバーの一人です。
【どうすれば平和な世界になる?】
世界が平和になってほしい。多くの人が同じ気持ちのはずなのに、世界は平和だと自信をもって言えない状況が続いています。「どうすれば世界がずっと平和でいられるのだろう?」
この問いに向き合っていた哲学者がいました。
18世紀にドイツで活躍していたカントという哲学者です。
カントは、『永遠平和のために』という本のなかで、世界が永遠に平和でありつづけるためには何が必要かを考えました。カントの提案のひとつに、 「すべての国が軍隊をもつのをやめる」 というアイデアがあります。ですが、現実にはほかの国から攻撃されないようにむしろ軍隊をもつことが平和のために大事だという意見もあるようです。
みなさんは、どうすれば平和な世界になると考えますか?