こんにちは
肌にかかる風が少しずつ気持ちよくなってきた福岡です。
秋ももうすぐですかね。
この土日に「現像後のネガフィルムは、よくわからないのでいらないです!」と、
数名のお客様よりお声をいただくことがありまして、
昭和生まれとしては(私だけかもしれませんが)ネガは当たり前に必要なものと位置づけでしたので、
‘こ、こ、この感覚、平成生まれだからか?’
と、謎のジャーナリズム精神が発動しました。笑
そこで、ネガフィルム持ってた方がいいかもよ~なことをおしゃべりしますね。
写真プリントはアルバムに入れたり、データはPCや携帯で保存しているから、
ネガは引き出しにしまわれたまま。
はて・・・ネガフィルムとは一体?いるのか?と思われてる方、明治も昭和も平成も令和生まれにも届くと嬉しいです。
デジタルデータが主流ではない頃は、フィルム現像といえば
プリントをすることが当たり前で、焼き増しをする際はネガフィルムが必須でした。
今はデータとしてSNSなどで気軽にシェアができますが、現像時に写真屋さんでスキャンしたデータサイズは基本的にはLサイズ〜2Lサイズがプリントできるサイズなので、A4サイズや両手を伸ばしたような大きなサイズに出力されたい場合は、画質が足りない場合があります。
その先に大きな写真にしないかもしれませんが、大きなデータが必要になった時、データが消えてしまった時、保存先がわからなくなった場合、
ネガフィルムを大切にしまっておけばいつでも写真屋さんで再度データを作ることも、 プリントにすることもできます。
今日撮った写真も、思い出としてはもちろん、写真展、写真集をつくることがあるかもしれません。
ひょっとしたら歴史を語る上で重要な資料として重宝されるネガになるかもしれません。(わぁ!)
1年先も20年と活用先は未知です。
残すことで写真はもっともっと面白がれるかもしれません。
と、ネガフィルムを残しておくことについて説明いたしましたが
ここからは保存方法についてのお久しぶりの
“写真のあれこれについてネガフィルム保存方法 3 ”です。
お日様のようなサンサンとした眩しい笑顔を見せてくれる国民の孫こと(勝手に)、
下川くんより保存方法について聞かせてもらいました。
彼の撮るお写真はこれまでに、「コンゲツノイチマイ」でもご紹介させていただいたこともあります。
https://albus.in/post-2834/
前回の保存方法2では、ネガファイルとして販売されているものを使用されてる例でしたが、
今回はどなたでもチャレンジしやすい方法ではないかと思います。 ぜひ参考にご覧ください。
以前の方法についてはこちらをご覧ください。
No.1 https://albus.in/post-5073/
No.2 https://albus.in/post-5594/
現在の保存方法になったきっかけ
-黒白フィルムを現像してた頃、ベタ焼きを六切りで取って焼く写真を選んでいました。
その際ネガとベタを一緒に保存するのにA4サイズのクリアファイルがちょうど良かったのでそれに保存してました。
アルバスさんは現像時にインデックスプリントもつけてくれるのでカラーフィルムもその流れで同じ方法で保存するようになりました
*べた焼きとは・・・カラーネガフィルム、モノクロフィルムを直接印画紙の上にのせてフィルムの大きさそのままに印画紙に焼き付けたものを呼びます。アルバスでも受付できますよ。(カラー1300円・モノクロ1600円)
活用した感想
-ネガを探す時にパラパラめくって探しやすいです。
またどこでも売ってる物なので廃盤になる可能性がほぼないのがいいです!
(ここ重要ですね!)
どちらで購入してる?
-庶民の味方⁈100円ショップです
どれくらい収納できる?
-ページ数によりますが、多すぎると結構分厚くなりますので
最近は20ポケットのものに表裏合計でフィルム40本分入れています
(この場合の保管は、平置きをお勧めします。)
これまでの保存方法の経歴・失敗談とか
-ネガだけを箱に順に重ねて保管してたことがありますが、何が写っているものか確認するためにひとつひとつ光にかざして確認してて、目的のネガを探すことがとても大変でした。
また、目的のネガを取り出した後も元の場所(順番)にしまうのが面倒でした。
こんなのあったらいいなぁ保存方法
-撮った年月や場所、出来事のメモが書けて、
インデックスプリントと一緒にひと目で見られる形式の保存方法があったらいいなぁと思います!
(メーカーさんよろしくお願いしまぁぁす!切実)
べた焼きもされてたから、この方法になったのかぁ。なるほど。
べた焼きは6切と4切サイズとあるので、ネガと一緒に保存するには
この方法はわかりやすいですね。そしてファイルがA4サイズだと大概のお店で手に入るのも良いですね。うんうん!
選び抜かれた言葉たちを丁寧に語ってくれ、下川くんらしいなぁと、、(最近福岡を離れたのでウルウル)
3回目となりましたが、まだまだ方法はあるかと思います。
フィルムを撮る上で、保存するのが楽しくなるような、ルーティンとなれるような、身の丈にあった方法に出会い、
これらも大切な「写真の時間」と思っていただけたら嬉しいです。
※お店さんにもよりますが写真屋さんで現像したネガフィルムの保管期間は半年間となっております。
半年間を過ぎると処分されることがありますので、
現像後はお早めに引き取りにいかれることをお勧めいたします。
アルバスではご郵送も可能ですのでご来店が難しい場合はいつでもご相談くださいね。 :- )