NEWS / SHOP TOPICS

最新ニュース / ショップからのお知らせ

至福の時間ってこういうことなのかな。

R0011980.jpg
海の中道で撮影したコスモス。花の表情は見えないけど、その美しさを想像できる写真。「至福の時間」上田カメラマンか吉田リポーター撮影。
「至福の時間」という番組のディレクターさんが、撮影の楽しさとアルバムづくりについて放送したいと打ち合わせに来てくださってから1週間。あっという間に、今日が2回目の収録日。(1回目は海の中道へコスモスを撮影に。)
写真の楽しさや、アルバムを作ること、残すことの大切さについて、アルバスでずっと伝えていきたいことなので、それをテレビで伝えてもらえるというのは願ってもないこと。大切な時間をいただいたなぁと改めて思う一方で、緊張のあまり何もしゃべれず(いつものこと)。
というより、リポーターの吉川さんも、ディレクターの横田さんや大江さんも、カメラマンの上田さんや音響の甲斐さんも一生懸命 番組を作っておられて、それを見てその姿に感動して心いっぱいになっていたのも原因の一つ。
一つひとつのことを伝えていくために、沢山の人が関わり、多くの時間を必要とします。それだけの力が必要なので、本当に大切なことを厳選して伝えなきゃ、と思うとより力が入りますね。
初めて出会って仕事を共にした「至福の時間」のみなさんと、これからもずっと友だちでいられるようにアルバムを通じてつながれたとしたら、私のアルバムづくりは成功だったかな。言葉では伝えられなかったけど、アルバムづくりで一番大切なのは、アルバムを見ながら話せる人がいること、そしてその時間があること。思い出せる至福(しあわせ)の時間をたくさん持っているということ。大人になっても子どもごころを忘れていないこと。写真に残したくなる笑顔をたくさん持ってること。一緒にいたいと思える人がいること。上げていくときりがないけど、アルバムづくりで一番大切なことっていっぱいあるんですよね。
「至福の時間」 毎週日曜日 お昼 11時54分〜12時25分放送<TVQ九州放送>
アルバスは、10月17日と24日の日曜日に出るそうです。
IMG_0051.jpg
仕事で依頼を受けているのに、案の定この表情のアルバス酒井。楽しい仕事だったのは見ての通り。いい思い出です。(大好きな写真)吉川リポーター撮影、さすが見てますね。

IMG_5384.jpg
「至福の時間」撮影クルーのみなさん。チームワークが素敵でした。酒井撮影

SHARE

記念日和

IMG_4971.jpg
tupera tuperaさん。トリコちゃんのユニークでアクロバティックな演技とその表情は、ママとパパが創造する絵本の世界にいるみたい。
今日も思い溢れすぎる日でした。
「家族撮影の日」を企画して2日目。平日の企画だったのですが、この日のためにと来てくださったみなさん。「結婚27年目、夫婦の大切なデートの日。しかも山下達郎のコンサートに行く前の記念写真」や、「明日から入園日だから『母と子の最後の二人っきりの記念写真(父も撮影参加)』」や、「お兄ちゃんになる前の(出産前の)ママとパパひとりじめ記念写真(笑)」や、「お母さんのおさがりのお被布をおばあちゃんに着せてもらって七五三の記念写真」...、それはそれはいろんな記念日が重なって、わたしにとっても記念日和。大切な日の記録(写真)が、大切な記憶(思い出)にもなればいいな。
撮影後、家族を見送りにアルバスの玄関をあけたら、大きなアゲハ蝶がオリーブの木の周りでゆらゆら飛んでいました。自分の心臓と同じようなリズムで飛んでいたので、今日の記念日を一緒に喜んでくれているのかなぁと思い耽っていました。
それにしてもいろんな記念日があるもんですね。

SHARE

「まちの写真屋を考える」展を写真屋で。

syashinya.jpg
不思議なことにこの展覧会に来られた方から、「写真をプリントしたくなりました」という言葉をいただくことが多い。「データにしてください」と注文されてた方が、「やっぱりプリントにします」
と注文を変更された方までいた。
展示を一時間近く見てくださる方も少なくない。
大学院生らと「写真」を考えた4ヶ月はあっと言う間だったけど、いつもよりも深く、いろんな視点から「写真」を捉えることができたのは本当にいい経験だった。そしてしあわせな時間だった。
この展覧会はぜひ写真屋さんに観に来てほしい。子どもたちの世代にも写真屋を残していくために、写真屋同士が一緒に考えて行く場になればと思う。
「まちの写真屋を考える」報告展
この展覧会の中で、まちのお医者さんと一緒に「写真で元気になろう」というテーマでお話会を設けています。講師は、RKB今日感テレビホームドクターの小野村健太郎先生。
ぜひご参加ください。
日時:8月18日(水)午後6時-7時
場所:アルバス写真ラボ2F
定員:先着30名・予約制
参加費(料金):入場無料
予約・お問い合わせ:アルバス写真ラボ tel. 092-791-9335/fax. 092-791-9336/info@albus.in
小野村医師のメッセージ:
実は、写真には見えない効能があるんです。写真を撮ったり撮られたり、写真を整理してすてきなアルバムづくりをすることで、お年寄りが元気になったり、子どもが活き活きすることが分かっています。今回は、「写真で元気になる」ことをテーマに、健康づくりに応用できる写真の活用法などをお伝えしたいと思っています。アンチエージングやダイエット、認知症のお年寄りにも写真が思わぬ役割を果たした実例をご紹介しながら、アルバスを町内の集まり場にして写真を通じて皆さんが元気になる試みを提案します。
詳細はコチラ

SHARE

記念日のアルバス

yancya.JPG
アルバスは4月30日が誕生日。少し前になるけど、一周年の記念にスタッフ3人でスタジオ撮影をしたのでお披露目です。実は、(この撮影から)まだ2ヶ月しか経ってないのに記念日に写真を撮ったことをすっかり忘れてました。毎日同じ場所にいるとそんなもんです。それが、パソコンのデータ整理をしてたら突然発見。うれしくなって何度も眺めました。もちろんプリントしてアルバムへ。
毎日何かが少しずつ変わっていきます。
お店も、自分の人生も。
いつもの三人だったのがいつのまにか誰かが卒業して、別の三人になっていたり、
一人暮らしだったのが、二人暮らしになって、家族ができたり。
そんな毎日をふと振り返り、あらためて大切に思える時間をつくってほしいと思います。
そこにアルバムがあれば、あなたの見方になってくれますよ。
きっとね。

SHARE

家族写真撮影のたのしみ

STblog.JPG
家族の写真を撮るのは愉しい。
albusで撮影した子どもたちが大きくなってその写真を見たとき、誰に撮影してもらったかなんて覚えているはずもないがこちら(albus)は違う。その子の名前はともかくとして、誰を撮影したかは顔を見たらすぐに分かる。たぶん大きくなっても。撮影をすることで、まだお話しできない子どもたちでもなんだか、「一緒にいる」という感覚を味わえるのだ。相手を本当に大切に思える時間があり、撮影後もいろんな家族の笑顔が頭に浮かぶ。撮影中、いつのまにか子どもと一緒にモデルになっていることがある。これはそのときの写真。うれしい瞬間。
家族写真は撮りにきた家族にとっても、愉しい思い出になるはず。
そのときスタジオは撮影場所ではなく、家族のしあわせをより感じる場所に変わっているのだと思う。

SHARE

いまのきみを写真に撮っておこう。きっとたからものになるから。

IMG_9593.JPG
乙女カメラ部さんが、アルバスのスタジオを使って撮影会。
スタジオにあがると「いまのきみを写真に撮っておこう。きっとたからものになるから。」というポスターがあり、ぐっと心をつかまれる。この日のために集まった部員さんや家族、お友達が思いのままにお互いを撮影されていて、こういうスタジオってなんだかいいなと思いました。
やはり、大切な人は大切な人が撮るのが一番だから。

SHARE

『写真屋さんで一日店長』

kodomo5.JPG
夏休み中の子どもたちに、いつもとは違う体験や人との出会いがあることで、地域の中で自分をいかすことを経験してもらいたい、と思い、企画してから一年が経ちました。既に5人の子どもたちがアルバスで店長をしています。彼らに仕事を伝えることは、大人にとっても簡単なことではありません。子どもたちがどんな顔をして仕事をやり遂げるかによって、大人たちの関わり方の質が問われるような気がします。
今年は、8月の毎週水曜日に子ども店長がアルバスで仕事をしています。
※現在店長を募集しています。詳細はコチラ
<店長になるための準備>
・当日は楽しいことがたくさん待ってます。前日はよく眠りましょう
・お返事と、ご挨拶は大きな声が出せるようにしましょう
・歯をきれいにみがきましょう
・使い切りカメラで自分の住んでいるところや家族、好きなものなどを撮影してきてください。デジカメでもフィルムカメラでもOK。できればフィルムカメラで
など

SHARE

死を覚悟して撮る

「主人の遺影の写真を撮ってください」と一週間前に店頭で依頼を受けた。
もうすぐ命がなくなることを宣告されている主人と一緒に遺影の写真が撮りたい。
と奥様が話しに来られた。
今日がその日だった。
とにかく無心になるように努めた。
今日のこの時間が、お二人にとって心地よい時間になるようにと願いながら。
そして、ここに自分がいて、目の前に二人が並んでいる。
ただそれだけのことが、奇跡でもあり大切な時間であるということを確信した。
一枚ずつ、アルバムをめくるように撮影した。
その一枚一枚が、人生の長い時間を振り返っていく行為のように思えた。
お会いして間もないのに、シャッターを切る度にその方の過去を知っていくようで、長く知り合いだったような錯覚を覚えた。
「いい時間を過ごせました」
撮影後にかけてもらった言葉で魔法が解けたように、また今という時間が舞い戻って来る。
死を覚悟して撮る写真。
残されていく奥さんのために、そして自分のために。
お二人にお会いできたことを心から感謝したい。

SHARE

君のポケット

IMG_1557.JPG
クックルーステップさんが出版する『君のポケット』で撮影をさせていただきました。
出版日は6月18日。
誰でもポケットを持っていて、その中に何が入っているかはその人しかわからない。
そんな秘密のポケットの中から少しだけおすそ分けできる何かがあればいいな。
ポケットから出てくるあなたの優しさが隣の人へ、またその隣の人へ。
私のポケットの中身と子どもたちのポケット中身、どんなものが交換できるかなと思いながら携わったこの仕事。
チャレンジドキッズと、その家族に会いに、お家の中まで伺って朝食にお邪魔したり、遊んだり。一緒に散歩したり、学校帰りの寄り道に誘ってもらったり。
チャレンジドキッズは障がいのある子どもたちのことを言い、障がいとは、「ある挑戦という使命や課題、あるいはチャンス」のこと、と考えます。言葉の捉え方はさまざまですが、チャレンジドキッズに会うと理解できます。まずは言葉を超えて出会うこと。
この本は、いろんな出会いやそれぞれの可能性を、まだ知らない誰かや何かに結びつけてくれる、そんな本だと思います。ぜひ手に取ってください。

SHARE

気ままに

000005.JPG
福岡乙女カメラ部さんが紹介してくれて、テレビに出ることに。
慣れてないテレビの収録に輪をかけて、更に何度やっても慣れない「写真を教える」という仕事。
今回の任務は、山田優子さんと一緒に動物園に行って、写真コンテスト用の「動物のうまい撮り方を教える」らしい。本当に私で良かったのか...。
早速撮り始めた矢先、動物園で働く写真に詳しいおじさんにカメラを指摘される。「動物を撮るにはそのカメラじゃ無理だよ」と。優子さんが持ってたのは、ズームがきかない広角レンズの(広い視野が撮れる)コンパクトデジカメ。「私にしか見せない動物の素顔」が撮りたかった優子さんにとっては、なかなか難しいカメラだったのかも。
やはり私は写真の撮り方を「教える」ことはできず、「その場を楽しむためにカメラを面白く利用する方法」「動物たちを良く見て動きを捉えるためのカメラの利用法」「動物園ってなんだろう、動物たちってどんな生き物なんだろう」「動物園も、撮影者も写真コンテストで伝えたいことはどんなことかな」など、「教える」という行為からどんどん瞑想してしまい、一人別世界へ。(もちろん声には出してないけど)
朝が早かったこともあり、頭が回らず面白いことも言えずに収録を終えてしまった。あ〜あ、関西人がなんてこった。
そういえば動物園に久しぶりに行って気になったことがあった。ぞうの身体が青かったこと。太い檻の青いペンキに身体をこするため、ペンキがうつってしまっているとポスターに書いてあった。ちょっと理不尽に感じたのは私だけだろうか。ぞうは好んでいるのか、その身体の青を。

気ままにLB
6/12(土)午前10時30分から放送

SHARE

こどものカタチ 「#004 荒井良二さん インタビュー」

E2173360-500x375.jpg
今朝、近くの小学校から出て来た黄色帽子をかぶった集団が、列をなしてどこかへ向かっていました。その小学校の向かいには通勤途中の大人が、じっと身動きもせずに子どもたちを見ています。普段の私なら子どもたちを目で追っかけるところですが、今日はその大人の表情を見てやさしい気持ちになれました。子どもたちをやさしく見守る子どものような顔。子どもに戻ったようにも見えました。子ども時代を思い出したり、大人の自分でいたり。そんな行ったり来たりができる人はそういないように思います。
こどものカタチでインタビューした荒井良二さんは、私が初めて出会ったとき、「大きなこども」と思ってしまった方。小さなこどもに出会うときと、同じ気配を感じたんです。
荒井さんのこどものカタチ。ぜひ読んでみてください。
インタビュアーは遠藤綾さんです。

SHARE

『アルバス・トレネができるまで』 第一話

IMG_1487.JPG
4/30で1歳の誕生日を迎えたアルバスとトレネ。写真から思い出す記憶を辿りながら、アルバスとトレネができるまでをお話しします。
写真は、アルバスの隣にある飲食店「トレネ」のオーナー橋口さんの息子、いつる。彼の成長がアルバス・トレネの成長と重なる。工事前の物件を清めているところ。
IMG_6823.JPG
最初はお互いに一緒にすることはあまり考えてなかった。一緒にしたらどうなるだろう、と考えたことはあった。いい物件が見つかったら、という話しをしながらお互いに会う回数が増え、思いを共有し、半分寝ながら夢を語ることが日に日に増えていった。何度も話すうちに「一緒にやろう」という言葉を口にしたか、しなかったかわからないような感じで「一緒にする」ことを心に決め、責任を感じながら同時にわくわくもしていた。
まだ一年前のこと、いろんな思い出が蘇る。
IMG_1578.JPG
写真は1階のアルバスの様子。メジャーを使って何度計っても、スケール感がわからない。ここで証明写真が撮れるだろうか、物販はどれくらいの規模なのか、機械は壊れずに搬入できるだろうか、電気は大丈夫か...心配ごとは山ほどあったが、なんとかなるだろう、とあまり考え込むこともなかった。O型の特権である。今も少しずつお店は変わっている。街も。私たちがここでできることは無限にある。
IMG_1537.JPG
2階へ上がるといつるが言葉を止めて、一点を見つめて動こうとしなかった。ここは居心地が良いギャラリーにして、子どもたちが集まれる居場所を作りたいと思った。今はこの場所で家族写真の撮影もしている。写真を撮ると笑顔がうまれる場所。撮る方が心地よくないと、撮られる方も緊張する。いつもいいコミュニケーションがうまれる場であってほしい。
IMG_1526.JPG
話しは少し飛ぶが、オープンして半年程経った頃、ここに住んでいたというご家族が東京からやってきた。来られたときは何も言わずそっとトレネで昼食を取られ、そして写真を焼き、帰り際にこっそり挨拶してくださった。思い出があったお家を全く違うカタチにしてしまったことに対してもしかしたらショックがおありかもしれないと思いつつ、「いかがでしたでしょうか」と至らぬ質問をしてしまった私。「階段やトイレ、家の思い出を残したまま、新しく蘇らせてもらってうれしいです。飲食店と写真屋、いいコラボレーションですね」とおっしゃってくれたこと、今でも度々思い出す。「長く続けてください」そう言われて帰られたような気がする。とても深くて、あたたかい言葉だった。
この続きは第二話で。

SHARE