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最新ニュース / ショップからのお知らせ

まちの写真屋を考える

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写真:演習中の一枚。写真を見ていると、お店が違った視点で見える。隣のシャッターに書かれた落書きは半年前からのもの。すぐ向かいのポストにもある。夜は暗く、お昼の印象とはがらりと変わる。
「写真って人々にとって何のためにあるんだろう。」
「まちに写真屋さんは必要なの?」
九州大学大学院 統合新領域学府 ユーザー感性学専攻の生徒さんらと一緒に、写真から始まる様々なことを話し合い、それをもとに、写真屋がまちにあるべき姿を一緒に考えていく時間を作ることになりました。写真屋である私たちも共に考え、日常にいかしていきたいと思っています。
1回目の先週は、アルバス写真ラボでのヒアリングをかねて、写真屋の日常を感じてもらいながら4時間のフィールドワーク。撮る、撮られるという行為の向こうにあるものや、カメラ(写真)を通したコミュニケーションを体験したり。ここで感じたこと、普段感じていることなどを忘れないようにメモしています。# Think Photo
来週は近藤カメラさんへ。

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スタッフ山下さんの事情 no.1ーアルバス帖のロゴ(レア)

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スタッフの山下さんが、張り切って提案してくれたアルバス帖のロゴ。アルバス帖とは、ほぼ毎月?200部程度限定で発行しているアルバスのフリーペーパー。20代前半の感性を放ってもらおうと、編集はほとんどなく、山下さん独自のアイデアと自由な感覚で夜な夜な制作しているフリーペーパーのことだ。
彼女が書く文章や絵は、誰にも真似できないような不思議な魅力?がある。よく言えば繊細。言葉を選ばずに言うと、なんだかもやもやする感じ。文章も、目的も宛もない旅に出たような、腑に落ちないでふわふわと天に向かっているような感じ。だけど、ぐいっと引き込まれたりすることもある。
山下さんは、オープニングからのスタッフ。電話越しに、「私、カメラのキタムラで働いているんですけど、アルバスでも働きたいんです。」と話してくれたのが初めての会話。「お給料、まだ出ないけど」という返事に、「あ、そうですか」と電話をすぐにでも切ってしまいそうな感じ。「(お給料ないけど)それでもよければ」と切りかえすと、「あ、ぜひ。」と。
そんなこんなで、もう一年。(現在、お給料は出ています。そして早良区のキタムラさんでも働いています。)キタムラの店長さんにも大切にしてもらい、アルバスもキタムラさんに何度か助けていただいたことも。山下がつなげてくれたおかげです。そしていつも彼女にはとんでもないエピソードがつきまとうのですが、それはまた後日。
ところで山下さんが作ったこのロゴ。紙に「albus帖」と縫って作ったそうだ。一瞬「すごい!」と感激しつつ、コピーにかけたらその質感は無に近い状態に。彼女の苦労をいつか伝えたいと思い、ブログに書く事に。が、同時に彼女の不思議な一面もあらわに。
今後、『スタッフ山下さんの事情』は重ね重ねお送りいたします。そして『仮)先輩スタッフカワウチさんの現在』もお楽しみに。

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長崎へ

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先月、アルバスで一日店長をしてくれたういくんにも会いたくて、アルバスのお客さんと一緒に長崎へ行こう!と撮影ツアーを企画しています。長崎の写真屋「フォーカス」のしまちゃんにも会いに。まちの写真屋さんはまだまだ健在。それぞれのまちを、写真を通してじっと見つめているのです。

『長崎へ行こう!食べる、観る、撮ることを楽しむ一日』
開催日:5月2日(日)
集合時間:11:00
当日連絡先:090-9162-7617
参加費:3000円(昼食代・集合写真・現像無料券3枚)
※窓辺の小さな展覧会を開催予定です。旅中の写真も撮影しますので、あなたが写った写真も展示、もしくはさせてもらうことがあります。
定員:10名(先着順/電話かメールかファックスにてご予約ください)
集合場所:長崎駅改札となり、みどりの窓口前
※昼食以外の交通費やその他の経費は、各自でお支払いください。
※長崎行きの電車、バスチケットの予約は各自でお願いします。
スケジュール
11:00 長崎駅集合
11:30 カメラのフォーカスで記念撮影
12:00 からすみ丼のお店へ(撮影会の特別メニュー)
13:00~ 散歩や買い物をしながら撮影
15:00くらい 長崎県立美術館へ。美術館前にて解散。鑑賞したい方は自由に。
当日はカメラのフォーカスのしまさんが長崎案内をしてくれます。基本的には動きながら自由行動ですので、友人を作って撮影を楽しんでください。行きたいところがあればぜひリクエストを。アルバス酒井とフォーカス(長崎の写真屋)しまさんと一緒に思い出の旅に出ましょ。撮影ポイントや、撮影アドバイスなどもお伝えします。

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気になる一枚

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今回のアーティストは、前園興さん
いつももうそろそろかな?と思った頃にフィルム片手に会いに来てくれる前園さん。
家族に寄り添いながら、とてもいい距離で撮影されているそのフィルムは、1本の中にいらない写真はほとんどない。泣いているときも、笑っているときも、怒っているときも子どもの成長をしっかり見つめていて、本当に必要なときだけ手を差し伸べる。前園さんの写真から、子育ての方法を学んでいるような気がしています。
<アルバスの勝手に写真批評>
この写真を見ると、自分の母親と父親に「ありがとう」を伝えたくなります。母親のぬくもりを思い出し、その横に父が知らんぷりしながら家族をそっと見守っている姿があったなぁと。
そんな母と父の関係を表しながら、泣きながら何かに納得している子どもの表情が、見ている者に安心を与えてくれます。
アルバスでは、お客さんがプリントしてくださった写真の中から、気になる1枚を選んで勝手に批評しています。内容はこちら

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展覧会が始まりました。

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それぞれの「写真らしさ」が伝わる写真展が始まった。
なぜ写真を撮るのか、という問いに自ら応えながらキャプションも一緒に展示。
コメントされていることと、表現されている写真がぴったり合っているのが面白いなと思ったり。
展示ために作成した木製パネルもオリジナル。時間をかけてじっくり写真と向き合っています。
アルバス写真スクール始めての展覧会です。
ぜひお楽しみください。

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プリントバトン開始!

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福岡のデザイン会社 f_d(エフディ)さんとalbusが企画している「プリントバトン」が始まりました。
内容は...バトンが回って来た時のお楽しみに、と言いたいところですが、一目瞭然ですね。笑
バトンは一人一度きりしか使用できませんが、フィルムの現像プリントが3本まで50%オフになるという企画。使用したら家族や友人に渡していただき、そのバトンは、カードかお店が無くなるまで続いていきます。バトンカードは全部で13枚。同じNo.でなければ、一度使用した事がある方も使えます。
どのバトンがどんな人たちとつながっていくのか...愉しみですね。
バトンのつながりは、ここで紹介したいと思います。

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アルバムのような写真展

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アルバスにとっては初めての、自ら企画した写真展が始まってます。
店名でもある「アルバス」という言葉は「アルバム」の語源にあたります。日々起こる出来事や、成長していく子どもたちの「アルバム」をアルバス自身が残していきたいと考え、それがそのまま写真展になったような気がしています。
大切な人、事、物を写真でどのように伝えられるか。
これからも、アルバスが考える「アルバム」を作っていきたいなと思っています。
アルバスは、街の「アルバム」のような存在であれるように。

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年に一度の遊び方

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特別支援学校に撮影に行った。撮影に伺うのはこれで2回目、1年ぶり。
知る人ぞ知る「ソネス座」。活動を続けてこられて7、8年くらい?になるようなことを聞いた。
大人たちの遊び。
毎年11月がくるとそわそわするソネス座の大人たち。仕事も家も時間の使い方もみんな違う大人たちが集まって、このときばかりは自分とこれから出会う子どもたちのために覚悟を決める。
脚本も、演出も、音楽も、そして影絵のセットまでも、全て自分たちで準備をするというから驚き。「子どもたちのためにやっている」という意識はなく、むしろ「子どもたちに楽しんでもらうことが自分たちの遊び」というようなスタンス。準備も片付けも進んで取り組まれ、終わった後は子どもたちと一緒にランチ。影絵で出て来た人参は宇宙船になり、かぐや星へ飛び立ち、最後には本日の給食、シチューの中へ。
この日の給食はどんな味だっただろうか。
最高の遊びの中に、最高の味が生まれているような気がする。
※ソネス座とは、誰でも参加できる影絵のグループ。年に一度だけ、特別支援学校でお披露目をするが、そのスケールの大きさとユニークな表現は、一瞬で子どもたちを虜にしてしまう。

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きょうだい

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撮影の前の日の晩、必ずといっていいほど緊張してお腹が痛くなる。
でも子どもの撮影だけは、なぜか緊張がほぐれる。
子どもたちの撮影は何が起きるかわからないから愉しい。
例えばこんな様。
その一瞬が、きっと子どもたちにも、そして両親にも、撮影している私にもずっと残るから。
これからもこの街の子どもたちを撮り続けたい。

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ミント

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いつの間にかalbusとtreneに住んでいた猫。
そしていつの間にか付いていた名前、ミント。
人懐っこく、毛並みもきれいで、人と目が合うといっつも泣いていたミント。
飲食店だからどうしても中に入れてあげることができなくて、いつも外で美味しい匂いばかり嗅いでじっと我慢していたミント。
一ヶ月目のある日、ミントが誰かの家族になった。
ミントに会えなくなって、いろんな人がミントのことを気にして行き先を尋ねてくれる。お店に来られた事がない方も、学校帰りの子どもたちも、みんなミントを心配してくれていた。
一ヶ月もいてくれたのに、1枚もミントと一緒に写真撮らなかったな。
唯一「里親募集」のチラシを作るために撮っていたミントの写真を見ると、会えなくなって初めて気づく「寂しい」という気持ち。
元気かなぁ。
ミントのために子どもたちが買ってくれたちくわ、もうすぐ賞味期限が切れちゃうよ。

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成人式

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そういえば自分にもあったなぁ、なんて思いながら成人式の前撮り。
自分のハタチより彼女たちの二十歳の方がうんと大人に見える。
「二十代はそれだけで特権なのよ」と良く年上の方に言われたけど、ほんとにそう思う。
何にでもトライできるし、どんなことだってできる気がする。
私もまだ二十代だった。
特権を使うチャンス、まだまだあるな。
なんて。

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街の活版印刷所

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寺尾印刷の寺尾さんに会いに行った。
仕事場を抜け出して、街へ出るのもひさしぶり。
そして寺尾さんとのひさしぶりの再会。
ほんとうにうれしかった。
寺尾さん、いつものように笑顔。
ちょうどalbusのショップカードを印刷中。
スタッフには内緒で、彼女たちの名刺も依頼。
大切な出会いを結ぶための『はじめまして』のかたち。
いろんな思いをのせて、きっといつかあなたに手渡します。
寺尾さんが、帰りにぎゅっと手をにぎって『離したくないね』と言ってくれました。
小さい頃おじいちゃんに手をにぎってもらったことを思い出してやわらかな気持ち。
寺尾さん、ありがとう。
ずっとこれからも離さないでいるからね。

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